表札

外構工事は、色々なトラブルがありました。
途中で施工業者が代わったので、最初に契約した内容と実際の施工に無理があったり、価格に問題があったりと、最後まで気が抜けませんでした。結果としては、とても上手な職人さんに手がけて頂けて満足のいくものでした。
ただ、表札に関してだけは、納得の行く経過を辿ったとは言えません。希望していた表札は、外構が出来上がる頃になって手配できないことが解りました。営業さん、外構業者の社長さん、息子さんにお会いする度に確認しましたが、皆さん「大丈夫です。」って言われていました。受ける窓口が多い為か、皆それぞれ相手が発注していると思ってらっしゃったようです。それが、外構が出来上がる頃になって、ようやくお互いで確認されたんでしょう、誰も発注してない事が判明し、慌てて連絡された所、そこは業者とは取引しないという事、手配出来ない事が解りました。それで困ったのは私の方です。そちらのホームページから、既にその表札を付けたイメージまで膨らんでいた私には、今更他の表札では満足できませんから、自分で連絡を取ってみました。そこはヒロノクラフトと言い、本業の鉄工所の機械を使いながら、一つずつ手作業でお気に入りの表札を作られています。お客さんと会話をしながら、その方のイメージでそれぞれの表札をデザインされ、手作業で作られていくので量産はできません。ですから、業者とは取引しない方針なのですが、うちの外構業者の担当さんからかなり強引な交渉があったみたいです(業者としたら、うちから注文を受けている手前どうしても作って欲しかったのだと思います)。そんな経過があったので、最初私が連絡した時も、私に断ろう、断ろうという意志がミエミエでした。後から聞いた話では、業者さんからの電話で、納期の事を言われていて、それでは無理だと判断されて断りたかったようです。
が、図々しい私はそこでも又無理をお願いして約束を取り付けました。どうしても作って欲しかったので、納期は決めず、ゆっくりアイデアを詰めて頂いて、出来上がるときが納期だと覚悟しての注文です。そこまで好きにしていいのならと最後には気持ちよく引き受けて頂きました。最初に連絡をしたのが2004年11月11日で、何度も図案のやりとりをして、表札を受け取ったのが2005年2月9日でした。取付をお願いしているうちの外構屋さんには無理ばかり言っていたので、「手が空いたときにいつでも取り付けてください。」とお願いしていました。ですが、最近の天候不順もあってなかなかスケジュール調整ができない様子でした。そうすると今度は無理をお願いして(あっちにもこっちにも無理ばかり言っている私です)作って頂いていたヒロノクラフトさんの方が「もしかして、気に入らなかったんですか?」って疑問を持たれます。「そうじゃなくて、都合がつかないみたいで・・・」って言うと、知り合いのリビルドの山根さんに話をしてくださいました。ヒロノクラフトさんは、業者と取引したくないのですが(納期とか値段交渉が嫌みたいです)、山根さんは業者としてじゃなく個人の熱意で押し切って作ってもらっている人らしいです。「ヒロノクラフトさんの表札を付けさせて頂けるなんて光栄です。」って言われて、無料で取り付けて頂きました。お話をするととっても熱い人で、お客様に喜んで頂けるように、時間をかけたいとかアイデアを出したいとか、心底仕事を愛してらっしゃる方でした。山根さんともっと早くお知り合いになれていればって感じさせられる方でした。

2005/3/12 朝から雪が降って、寒い夜でした。
無料で取り付けて頂くので、取付は余所の仕事が全て終わった後の、8時以降となりました。

まず、ポストの下に養生をされました。
位置決めをして、
穴を開けていきます。
小ぶりの銅製ネームプレート用の穴は4つです。
ステンレスのボルトに接着剤を付けて、
取り付けられました。このプレートには、漢字の名字と地番が入っています。
創作表札用は、穴が7つあります。
このステンレスボルトを適当にカットして使います。
長さを決めてカットされています。
火花が綺麗でした。
山根さんは、火花を全て自分で受けられているので、「大丈夫ですか?」って聞いてみたら、「慣れると平気だし、熱くもなんともないですよ。」との事。そんなもんなんですかね〜??

カットはしたものの、穴を開ける音が響くのでご近所の迷惑を考えられて、「明日又来ます。」と、出直される事になりました。
3/13 昼頃再開です。
今日は、2人で来られました。
念入りに位置決めをされています。
塀の偽石がデコボコしている上、表札のボルト位置も重心を考えられて、上下4箇所にあるので、難しいらしいです。石の端とかに穴を開けると、欠ける事になるので、それを避けてベストの場所を探されている所です。
今度は、オリーブの位置を決められています。
オリーブ用に3箇所の穴を開けられています。
とうとう名前を公開する事に決めました。伏せ字かぼかしを入れようかと考えたのですが、一つのデザインとして作られているので、どこかを消すのは、一生懸命作って頂いた方に失礼だと思い、一大決心です。v(。・ω・。)ィェィ♪
太陽光と、照明で陰が綺麗に出るように3p飛び出して付けてあるので、接着剤が固まるまで養生されています。
取り付けて頂いたリビルドの山根さん(右)ともうひとかた(私は立ち会えなかったので名前は知りません)です。
全く関係ないのに、どうもありがとうございました。
o(*^▽^*)o~♪ワーイ!!アリガトデスー!!
昼間はこんな感じで、木の陰も映ります。
午後4時頃の陰は、こうなります。
太陽の高さで刻々と代わっていく陰影を楽しんでいます。
夜、スポットライトを当てると、また違った陰が楽しめます。
ヒロノクラフトさんからメッセージを頂きました。    
断ろう・・ミエミエ・・?でしたっけ? 自分自身は謙虚な姿勢のつもりなんだけどなぁ
基本的には、ヒロノクラフトの作品を求めている人には数多く製作して行きたいと考えています。
ヒロノクラフトを知った人がこだわれば頭で描いたイメージがカタチになるということはわかって欲しいですね。
ヒロノクラフトにお客様(業者ではなく)のイメージがあって、それを共有できれば良いものが出来ると思っています。
ユカワさんとはイメージが共有できたんですね(^^)
時間はかかりましたが、本当に楽しく製作できました。定番としては製作していくつもりはありませんが、ヒロノクラフトのこだわりを象徴する表札(オブジェ)になったのは間違いありません。
本当にイメージを取り入れていただきありがとうございました。


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