転勤

他の会社がどうなのかは知りませんが、主人の会社には「家を建てると飛ばされる。」と言うジンクスがあります。
それは知っていたので、家を建てるかも知れないという段階で、社長にじきじきに聞いたそうです。「どこかに転勤って事はありませんか?」って。
答えは、「ないね。」だったそうで、安心して家を建てました。
長女が8月に生まれて、9月に引っ越しました。
それから3ヶ月後、主人が会社から電話してきました。「転勤が決まった。」
主人はその1ヶ月後には東京に1ヶ月間の研修に行き、4月に赴任。
私と長女は5月に引っ越しました。
それでも、私は正味半年は住むことができましたが、主人は4ヶ月間の新居生活でした。
楽しみにしていた私達の家、折角の新築の家なのに・・・・・
赴任期間は5年、永遠にも思えた5年後に帰ってきた我が家は、変わり果てた中古住宅でした。
転勤の間、我が家は借家にしていて、店子の人たちはそれは丁寧に住まれたと思います。
不動産屋さんも、「綺麗な方ですよ。」って言われていました。
それでも、新築のイメージのままで帰ってきた我が家は、古家なんです。
解っていたつもりでも、現実を見せつけられたショックは言いようもありません。
その時が「家を建て替えよう。」と思った最初です。





長期出張から帰ってきた主人は、長女の初節句のお祝いをしてすぐに赴任先に旅立ちました。
折角買ってもらったひな人形の7段飾りですが、全て飾ったのは2度限り。
「親王飾りだけで良い」って言ったのに、田舎の母は、どうしても「7段飾りにする。」って譲りませんでした。
押入もない我が家では、収納する場所がなく、ず〜っと実家に預けたままです。

今度、押入ができても、引き取ることは出来ないような気がします。
娘の嫁入りに持たせたいな〜〜(厄介払い?)。





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